どーも、こーたです。
今回はマーケティングの本を読んだのでその紹介をしていきます。
最近仕事でマーケティングを勉強している途中のためどうしても読む本がマーケティング関係になってしまっています。
ただマーケティングの本の中でもトップレベルで読みやすい本なので、あっという間に読んでしまいました。
こんな方におすすめ
- マーケティングを勉強している方
- 100円のコーラを1000円で売る方法を知りたい方
- サラリーマンや働くすべての社会人の方
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「100円のコーラを1000円で売る方法」を読んで学んだ点。
この本は永井孝尚さんによって書かれたマーケティングの基本となる一冊です。
この本で学べることを3つに絞って紹介していきます。
顧客の要望に100%応えても0点
「お客様の要望に応えていたら満足してもらえるんじゃないの?」と疑問に思うかと思います。
私も「100%要望に応えていたら100点でしょ。」と思いました。
しかしこの本では違います。
まず、お客様は自分の課題を正確にしておりません。
言われたことしかできていなかったら満足のいく結果にはなりません。
また顧客満足の式がこちらになります。
顧客満足の式
顧客が感じた価値ー事前期待値=顧客満足
つまり、事前期待値を100%満足させる100の価値を提供したとしても顧客満足は100−100で0点になってしまうようです。
お客様の要望自体が的外れの可能性もあります。
本当の価値をお客様に提供することが一番大事なことですね。
キシリトールガムがヒットした理由
そういえば、ずいぶん前から、”歯医者さんもオススメする虫歯予防のガム”と銘打ったキシリトール入りガムが売られていますよね。虫歯を治す歯医者さんが、虫歯予防の宣伝をするなんて、不思議だと思いませんか?
当たり前に感じていましたが歯医者さんは虫歯の人が減ってしまうと儲からなくなるので困ってしまうはずです。
そこで従来のガムのように、味や香りで勝負をするのをやめて”虫歯予防”という新しい要素を加えることで新市場を開き、市場をブルーオーシャンにしたのです。
キシリトールのマーケティング担当者はプロモーションを成功するために歯医者さんの賛同を得ようとしたが当然歯医者にとっては儲からなくなるので拒否されたようです。
まあ、当たり前ですよね。
ここで発想の転換。
そこで「虫歯にならないために歯医者に行く」というビジネスモデルを作ったのです。
虫歯になる人は日本人全体の1割程度です。
しかし、虫歯になっていない残りの9割も虫歯予防という観点では対象になります。
発想の転換により、対象のお客様を10割にしたことによって普及させることができたのです。
発想の転換って素晴らしいですね。
100円のコーラを1000円で売る方法
ここで題名にもなっている通り、100円のコーラを1000円で売る方法が何か皆さんはわかりますか?
私は「砂漠とかいけば売れるんじゃない。」と思っていました。
しかし実際にコーラを1000円で売っている場所が本当に存在しているようです。
それはリッツ・カールトンのルームサービスです。
部屋でルームサービスに電話すると「15分お待ちください」と言われ、最適な温度に冷やされた、ライムと氷がついた、この上なく美味しい状態でシルバーの盆に載ったコーラが運ばれるそうです。
これはディスカウントストアで売られている50円のコーラと中身は同じものです。
なぜこんなことができるかというとこれは、コーラという液体ではなくサービスという目に見えない価値を売っているのです。
まだまだ他にも学べる点がたくさんあるので気になった方は是非読んでみてください。
※漫画版もあります
まとめ
この本は物語形式なのでとても読みやすくあっという間に読み終わっていました。
自分だけが提供できるユニークな価値は何か考えていきたいと思います。
これでみんなモノが売れるぞ〜
ではまた。