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【書評】限りある時間の使い方を読んだ感想

08/24/2022

どーも、こーたです。

今回は私が読書をしていて、久々に感銘を受けた「限りある時間の使い方」という本を解説していきます。

イギリスの全国紙ガーディアンの記者であるオリバー・バークマンさんが書かれた本で、ひろゆき氏も絶賛している本です。

私は週に1冊は必ず本を読むようにしています。

年間50冊くらいは読んでいますが、本当に人生に影響を与えるような良書に出会うことはあまり多くありません。

しかし、この「限りある時間の使い方」という本は、心臓をナイフで刺されたような衝撃があり、人生のバイブル本になりそうだったので、紹介してみようと思います。

気になった方は是非読んでみてください。

「限りある時間の使い方」を読んだ感想

私がこの本を読んで感じたことは、「人生はなんて短いんだ」「生産性を追い求めるのはナンセンス」という2点です。

人生はたったの4000週間しかなく、できないことが多すぎるのです。

巷では、生産性を上げるためのライフハック本に溢れていますが、本当の時間管理術とは言えません。

生産性を上げるために、お掃除ロボットや乾燥機付き洗濯機などが出てきました。

しかし、いくら時間を節約していても、時間が余ることはなく、次から次へとやるべきタスクに追われてしまいます。

私もお掃除ロボットを導入していますが、だからと言って時間が節約されたという感覚はほとんどありません。

なぜなら、どうでもいいタスクが多すぎるからです。

会社の飲み会やら、必要かもわからないデータ入力など、人生でみるとやらなくてもいい仕事がたくさんあります。

私たちが本当に人生が短く、できることには限りがあるんだと実感することが、一番重要だと身に染みて痛感させられました。

本を読むだけで、こんなにも心が揺さぶられる体験は初めてだったので、とても面白かったです。

私が感銘を受けた箇所

この本で特に感銘を受けた部分を3つに絞って紹介していきます。

本当は紹介したいことがたくさんありましたが、わかりやすく、3つに絞ってみました。

人生はとにかく短い

結婚や出産、キャリアの選択といった普遍的な悩みも、限られた時間のジレンマだといえるだろう。仮に何千年も生きられるなら、そもそも悩む必要はない。ゆっくり時間をかけて、全部試してみればいいからだ。そしてさらに悩ましいのが、歳をとると時間が早く過ぎるという憂慮すべき現象だ。 30 歳以上の人なら実感していると思う。ただでさえ4000週間は短いのに、残り時間が減れば減るほど、時間が経つスピードまで加速してしまう。

オリバー・バークマン『限りある時間の使い方』(かんき出版,2022)

とにかく、人生はとても短いということ。

80歳まで生きるとして4000週間しかありません。

私の残りの人生だと3分の1程度のためもっと短いですね。

仮に何千年も生きられるなら、結婚やキャリアで悩む必要ありません。なぜなら、ゆっくり時間をかけて、全部試してみればいいから。

しかし、人生は1度きりでゆっくり時間をかけて全部をやることはできません

何かを選んだら、他の選択肢をすべて切り捨てなければいけません。

なんて人生は短く、儚いものなのかと感じさせられ、全身の力をすべて吸い取られたような感覚に陥りました。

人生はとてつもなく短いと受け入れることが始まりですね。

いつまで経っても「充分」は来ない

「いつかは完璧な世界がやってくる」という幻想にしがみついていれば、目先の安心感は得られるかもしれない。ところがいつまでたっても、自分が充分にやっているという感覚──そして自分は充分であるという感覚──は得られない。「充分」というのが、人間には不可能なレベルに設定されているからだ。

オリバー・バークマン『限りある時間の使い方』(かんき出版,2022)

この通りだなと思いました。

生産性を追い求めて、あれもこれも全部やろうと思ってしまいます。

いつかは完璧な世界がやってくると。

しかし、自分の時間には限りがあり、いくら生産性を追い求めても、「充分」という感覚は一生来ないのです。

「自分には限界がある。」と受け入れることが、一番大切なことなんですね。

確実にやり遂げる唯一の方法は今すぐ実行する

まず自分の取り分を確保しないと、どんどん他のことに時間を使ってしまい、本当に大事なことができなくなる。余った分を投資しようと思っていても、絶対に余らないのだ。本当にやりたいことがあるのなら(創作活動でも、恋愛でも、社会運動でも)、確実にそれをやり遂げるための唯一の方法は、今すぐに、それを実行することだ。

オリバー・バークマン『限りある時間の使い方』(かんき出版,2022)

「本当にやりたいことはすぐにやる。」

本来当たり前のようなことですが、実践することは難しいです。

「いつやるの?」

「今でしょ!!」

一度きりしかない人生なので、やりたいことをやっていきたいですね!

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は私が感銘を受けた本「限りある時間の使い方」という本を紹介していきました。

本を読むだけで、こんなにも心が揺さぶられ、力を吸い取れれるような感覚になったのは初めてでした。

人生のバイブル本として、何度も読み返しながら、実生活に取り入れていきたいと思いました。

しかし、今回紹介した内容はほんの一部でしかありません。

少しでも気になった方は、是非読んでみてください。

以上です。

ではまた。

  • この記事を書いた人

こーた

一人暮らしのミニマリスト。 好きなこと、好きなものに囲まれたシンプルライフを発信しています。 お仕事の依頼はお問い合わせからお願いします。

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